安城市自治基本条例検証会議に動きがありました。弐

そうそう、「自治基本条例検証会議」の参加者には、
最後に、「謝礼」として¥3,000円分の図書カードが
市から渡されました。
IMG_0265.jpg


まあ、私としては、このことは十分に予想できたので、
事前に担当課の企画政策課さんに、
「報酬欲しさでやってるわけじゃないので、受け取れない」
旨はお話しておきました。

が、そういうわけにはいかないのがお役所の仕事というもので、
「是非受け取って下さい」と、これまた予想通りの答え。

検証会議終了後、他にも私同様、受け取りを拒否された
委員もおりましたが、とりあえずその場では受け取り、
後日、安城市の保守系団体「草莽安城」様と、
安城市福祉協議会様を通して、善意銀行に
全額寄付させていただきました。
IMG_0272.jpg


閑話休題


(前編へ戻る )

さて、前編でお話した通り、「自治基本条例検証会議」では、
この条例を問題なしとする主張する人たちの際立った異常性と、
条例そのものが議事録も残されていない密室の中で、
法的にも問題のある手続きをもって決められたものである。
という制定状況が改めて確認されました。

自治基本条例の内容についても、この条例に基づく活動
によって利益を得ている推進派や、逆に私のような活動家
を除いた、いわば「普通の人たち」から、

条例の内容がおかしい。

分かりづらすぎる。

あいまいすぎて不安。

という意見が多く出されました。

より具体的には、


◎「理念」を法的拘束力のある条例とすることの問題性
  (理念の押し付け、全体主義的発想)


◎「市民」の定義のあいまいさ
  (加えて、第2条の主語問題など、条例全体に
   意味不明な表現や文言が多い)


◎「市民参加の権利」とは何か?
  (単なる意見表明権・提案権にとどまるのか、
  それとも、「外国人」地方参政権を含むのか?)

◎最高規範性の問題
 (議会一般質問において、自治基本条例の最高規範性は
  否定されているが、それならば条文や逐条解説を変更
  しなければならないのではないか?)

◎認知度が低く、誰も内容を理解していない問題
 (事前登録制メールアンケートでも内容を知っている人は
 1割に満たない。広報を担当しているあんき会の責任は?。
 どの程度の認知度があれば「市の憲法」として住民の思想や
 権利や自由を制限するほどの正当性を得るのか?)

◎市民の「権利」と「義務」のあり方
 (そもそも、条例でそんなことを決めて良いのか?も含めて)

◎議会に関すること
 (民主主義国家として最も重要な議会の自由意志や自主性
  を、自治基本条例が制限・拘束しかねない危険性)

◎市民憲章と整合しないのではないか?

◎「市民意見や条例の趣旨の尊重」とは、具体的に
  何をどうすることなのか?

・・・などとなります。

このような状況にも関わらず、結局、市としては、


!条例も条例の逐条解説も、

一字一句変えない


!検証会議で出された意見は、

Q&Aのようなかたちでまとめる


という結論が下され、条例そのものも、
条例の「公式解釈」である逐条解説も、
一切の変更を許さないという市の意思が示されました。

まさに独裁ですね。

この結論には、検証会議に参加していた
「普通の人たち」からも、

「結論は最初から決まっていた、出来レースなんじゃないか」

という声が複数あがり、
最終回の記録にもしっかり残っています。

まさに出来レースですよ、今回だけじゃなく、
制定の最初から、自治基本条例に関わる
会議など出来レースの連続です。

https://www.city.anjo.aichi.jp/shisei/joreikeikaku/jichikihon/documents/kawaraban.pdf

数名の、多くても10名程度の、「自称市民」が、
密室の中で画策したことが、「民意」として
正当性を得ることができる……

民主主義を否定し、

少数独裁を実現する

これが自治基本条例の根本的な危険性です。

市の施策の方針や内容や対象者などということは、
市の担当部署で適切に決めれば良いことで、
別に自治基本条例が無いとできないことではありません。

おかしいと思えば市長に意見する仕組みも、
議会に陳情請願する仕組みもきちんとあります。


現に、隣市の岡崎市には自治基本条例はありませんが、
岡崎市の文化活動やボランテイア活動が安城市よりも
明らかに低調だということはありませんよね?

名古屋市にも西尾市にも自治基本条例はありません。
それらの市では市政が破綻しているのでしょうか?

逆に自治基本条例があっても、例えば新城市における
産廃処分場問題のように、市民の意見を市政へ反映
させ、市民生活を守ることに、自治基本条例は何の
役にも立っていない。という例もあります。
http://takuya-y.jugem.jp/?eid=2351

新城市の場合、市長と議会が引き起こした
産廃処分場問題に立ち向かっているのは、
議員でも条例上の市民委員でもない、
ふつうの地元住民のみなさんです。

新城市へ進出して環境破壊を引き起こすことを
危険視されているのは、豊橋の産廃業者です。

しかし、すでに新城市で土地取得や住民説明会
などの事業活動をしている以上、
新城市の自治基本条例の第2条に従えば、
この産廃業者もれっきとした「市民」になり得ます。
http://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/7,30160,181,830,html

☆地域の環境を必死で守ろうとしている地元住民

★住民の反発を無視して、農村地帯で危険な
 産廃処理を行おうとしている市外の「市民」

このふたつの、完全に利害が対立する人たちを、
一緒くたに「市民」として扱う条例、そのアホらしさ。

こんな条例がシビアな利害対立の解決に役立つ
はずが無いのです。

市民の意見でも誰の意見でも、役所が聞きたい

のであれば、聞けばいいのです。

個人でも、町内会でも、学校・企業・団体でも、
公正なアンケートなり、パブコメなり、方法など
いくらでもあるし、それは自治基本条例など
無くてもできることです。

第一、市には議会があり、「民意の受け皿」である
市議会議員の皆さんが28名もいるではありませんか?

市町村の自治の範囲が、国の法律である「地方自治法」
で定められている以上、
自治基本条例をもつ市町村(約330)にのみ可能で、
もたない市町村(約1500)では不可能な政策など、
有り得ないのです。

まともに市政をやる分には、

自治基本条例など、

あってもなくても関係無いのです。

・逆に、

自治基本条例は悪用しようと思えば、

少人数でも、

憲法や地方自治法から外れた施策を

正当化することが可能。

という怖い内容の条例なのです。

このように、まともな市政をやるには関係なくて、
市政を私物化して好き勝手やろうとするのに
とても役に立つ。
という、困った条例が自治基本条例なのです。

自治基本条例の引き起こす問題の実例として、

・検証会議の中でも言及され、白山松美 安城市議も
 ブログ上で指摘しておられますが、「市民」という
 言葉が役所の中でどう使われているかなど考慮せずに、
 一方的に「市民」を定義して混乱を引き起こしていること。

http://sirayama.exblog.jp/23275034/


・外国人労働者の6割の課税逃れ・7割の納税逃れの
 現実を無視して「外国人も日本人と同じように納税している」
 という大嘘を広報誌に掲載していること。
http://jkihonjorei814anjo.blog.fc2.com/blog-entry-41.html

https://samurai20.jp/2015/08/relateddocuments2/


このような無法が、実際に安城市役所の中で行われている、
信じがたい事実があるのです。


そしてこのような「事実」に、
自治基本条例の問題点は端的にあらわれています。

つまり、まさに少数者の決めた「マイルール」を
議会や住民全体に押し付けることが可能な条例
であるということです。


上記の実例は、今まさに、安城市で起きている「事実」
であり、自治基本条例が市政を侵食し混乱と不公正を
引き起こしている証拠なのです。

このような理不尽な条例に首を絞められるのは、
条例をつくり、そこから利益を得ている少数者ではなく、
多くの普通の安城市住民、善良な納税者の皆さん
であるということなのです。

条例に関する知識や勉強うんぬんとは関係無く、
真っ当な感覚の人には理解し難く、特定の政治的思想を
もつ人にはすんなり理解できる。

そんなカルト宗教みたいな条例なんだなと、
私は検証会議で改めて実感した次第です。

悪用しようとすれば、

どこまででも悪用できる。


市政にしかけられた

危険な罠

それが自治基本条例です。


このような危険な、地雷や時限爆弾みたいな条例を、
2年の歳月と数千万円という税金を使ってつくって
しまったのが、5年前の安城市の役所と議会なのです。

有意義な議論と、多くの問題提起がなされた
自治基本条例検証会議ですが、
市としては結局、

「条例も条例の逐条解説も、一字一句変えない」


「検証会議で出されたことは、Q&Aのようなかたちでまとめる」

という結論が下され、条例そのものも、
条例の「公式解釈」である逐条解説も、
一切の変更を許さないという市の意思が
示されたのは前述の通りです。

まさに、

「少数者独裁」を生む自治基本条例の病理

があらわれた市の態度です。
まあ、役所の担当としては、
こうやって議論をぶった切るしかないのでしょう。

検証会議でどのように有意義な議論が
なされたとしても、
自治基本条例を推進した「何者か」が、

条例の一字であれ一句であれ、変えることなど許さない。


ということです。恐いですね~~

まさに「独裁」ですね。

民意って、なんなんでしょう?


検証会議の意見は民意じゃないのでしょうか?


変える気が無いのなら、
何のために検証会議なんてやったのでしょう?

繰返しになりますが、市の出したこの結論には、
検証会議に参加していた「普通の人たち」からも、


結論は最初から決まっていた、

出来レースなんじゃないか!?

という声が複数あがり、最終回の記録にも、
しっかり残っています。
https://www.city.anjo.aichi.jp/shisei/joreikeikaku/jichikihon/documents/kawaraban.pdf

みんな、忙しい中、平日の昼間に
時間をつくって集まり議論してきたのです。

それも、役所肝いりの能天気な策定会議など及びも
つかないほど、真剣で現実的で濃密な議論を……
記録の出来ひとつとっても、
策定時の諸会議と検証会議とでは、雲泥の差があります。

報酬も何も無いのですよ?、冒頭の図書カードが
最後に渡されましたが。
お金のことだけ考えれば、会議なんかより
みなさんそれぞれに働いてた方が、

よっぽど得なのです。

一方、制定時の市民会議(あんき会)なんかは、
1回あたり1人8千円の日当がでているわけです。
あんな碌な記録も残せない機能不全の会議にです。

お金のことはともかく、

検証会議に、真剣に参加していた方で
あればあるほど、役所の態度は納得の
いかないものであることでしょう。

まさに出来レースですよ、
今回だけじゃなく、制定の最初から、
自治基本条例に関わる会議など、
結論ありきの出来レースの連続です。


出来レースだから、

最初から結論は決まっているから、

議事録の内容なんか関係ない。

後からの検証なんか、知ったこっちゃ無い。

俺たちが決めたことを、

疑ったり逆らったりするヤツなんているもんか。

どうせ住民なんて何も知らないし、

知ろうともしないんだ。

俺たちが正義なんだ。権力なんだ。

記録なんか残さなくてもかまわない。


こういうことなんですよ。


当会では、この検証会議において論点となった
問題をまとめ、「安城市自治基本条例改定案」
として検証会議に提出しております。

http://goo.gl/RHtR8g


本当は、こんな危険な条例は廃止してしまう
ことが望ましいのです。

しかし、このような異端無法の条例であっても、
有権者によって選ばれた議会において
全会一致で議決されている。
それもまた事実なのであります。

浅はかな条例ブームに、役所や議会が
考え無し・議論無しに乗ってしまった結果
とはいえ、たった5年程度で、「市の憲法」
とまで言い張った条例を軽々に全廃する
こともまた、議会制民主主義の健全性を
損ねることにつながりかねません。

良識ある有権者として、とるべき態度とは何か?

私たちは安城市の有権者として、また、自治基本条例に
係わり、その内容に異を唱えてきた者の責任として、
「廃止」を叫ぶのではく、「改定案」を示すことと
させていただきました。

この改定案は、検証会議で問題となった各論点を
総当り式に手直しした程度のものなので、
全体の調整というか、そこを直すならここは
いらないだろう的な最終的な議論が必要と
なるものではありますが、現在の条例と置き換え
が一応可能な、現状では市内唯一の案であろうと
思います。

当会の活動は、これで一区切りがつくことになりますが、
今後も公のため、安城市のため日本のために、
自治基本条例の危険性・問題性を広報・普及し、
日本社会がこの条例によって蒙る被害を少しでも軽減すべく
活動を続けてゆく所存であります。

安城市におきましては、今般の検証会議で明らかになった
安城市自治基本条例の違法性・問題性が正され、
安城市政が正気を取り戻し、公正と適正に立ち返ることを
住民として願って止みません。

最後になりましたが、
自治基本条例検証会議に参加された委員の皆さま、
企画・運営にあたられた安城市企画政策課の皆さま、
実務としての司会・進行・取りまとめにあたられた
「まち楽房」の加藤様・榊原様、
会議の傍聴に足を運んでいただいた皆さまへ、
御礼を述べさせていただき、この稿の結びといたします。

皆さま、本当にご苦労様でした。

そして、ありがとうございました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

愛国倶楽部

Author:愛国倶楽部

最新記事
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
RSSリンクの表示
リンク