サミュエル より!  10

サミュエルのお父さんがまだ若かったころ(結婚する前、なのでかなり前のこと)、ある日、電車に、在日青年と思しき乗客が乗り込んできた。なんと、喫煙しながら・・・だという。
乗客一同困惑/迷惑・・・なのだが、下手に何かを言うともめるかもしれないし・・・ということで、誰も何も行動を起こさず、そのまましばらく時間が経ったところ、40歳ぐらいで、教員らしい女性が乗車してきた。そして、例の在日青年諸君に向かい、君たちだめでしょ、未成年なのに喫煙して、と言ったそうだ。すると、彼らは即座に喫煙を辞めたという。
サミュエルのお父さんは、女性の言葉に感服(日本はジェンダーフリーだから、男性が女性に感服するのだ)、そうか、そうやって叱ればいいんだ、と納得した、とサミュエルに話してくれた。
ここで、サミュエルは、『聖書』の
「不正な裁判をしてはならない。弱い者におもねり、また強い者にへつらってはならない。あなたの隣人を正しく裁かなければならない」(レビ記19:15)や、
「異なる二種類のおもり、異なる二種類の枡、そのどちらも主に忌みきらわれる」(箴言20:10)を思い出す。
サミュエルのお父さんが若かったころと言えば、在日諸君は、敗戦国日本に対して優越感を持っていたか、あるいは反対に、少数民族として日本では弱者なのだ、と主張していたか、あるいは、両者が微妙に混在したような雰囲気の中で生活していたのではないかと想像される。
件の女性は、在日青年諸君に対し、おもねることもへつらうこともなく、一つのきまり、未成年は喫煙不可、に言及することで、彼らの喫煙を辞めさせた。そして、在日青年諸君らも、その一つのきまりに従ったのだ。
しかしながら、今日の日本では、在日諸君を色々な意味で特別扱いしようとする人々が存在する。それがかえって、日本人との亀裂を生むような気がする。
おもりも枡も一種類であるべきだ。2000年以上も前に、そのことを指摘した人は誰なのだろう。在日諸君を特別扱いしているのは、日本キリスト者の中にもいる。彼らには、もう一度『聖書』を読み、その智恵から学んでほしい。
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