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トヨタの没落

電機王国はとっくにサムスンに奪われた。
半導体王国も台湾に奪われた
自動車王国もテスラと中国勢に完全にでおくれています!

テスラ vs. bZ4X
bZ4Xは、1日の急速充電回数が2回を超えると、自動的に充電速度が大きく落ちる。トヨタは「2回」という回数に関しては否定しているが、いずれにせよ、バッテリー保護のため、一定以上の急速充電を行うと、充電速度を自動的に絞るようプログラミングされている。満充電状態で試乗すれば、ライバルと遜色なく走ってくれるが、いざ充電の段になると、完全に負けてしまう。

bZ4Xは、日本で主流の50kW急速充電器でも早々に音を上げ、一定限度を超えると20kW程度しか受け入れなくなる。その状態では、30分間充電してわずか10kW。これでは高速道路を50km余りしか走れない。50km走るごとに30分間充電が必要なクルマでは、遠出などできない。欧米中では、急速充電器の性能が「急速に」増強されており、テスラをはじめとする海外メーカー製BEVは、それに対応する能力を持っているというのに。


© 現代ビジネス
テスラは、日本でも独自の急速充電ネットワーク「テスラスーパーチャージャー」を展開している。その最大出力は250kWだ。私の経験では、テスラモデル3を、ほぼカラッポ状態から満充電にするのに55分だった。200kW以上の充電速度が出たのは最初だけで、満タンが近づくにつれて速度が落ち、平均充電速度は70kWにとどまったが、それでも1時間弱の連続充電で400km以上の航続可能距離を得ることができた。実際に使ってみると、彼我の差は絶望的である。

イーロン・マスクの「発言」
bZ4Xは、クルマでも充電ネットワークでも、テスラの後ろ姿が見えないほどリードされている。BEVは、日産サクラのような短距離専用の軽タイプを除き、充電性能が最も重要だ。充電性能でクルマの価値が決まると言ってもいい。現状、bZ4Xは、瞬発力こそ平均的だが、あっという間にバテるマラソンランナーに近い。

「いや、トヨタの実力はこんなものじゃない。きっと巻き返すはずだ」

そう思いたい気持ちもあるが、現状は直視せねばならない。トヨタはハイブリッド技術では世界中の誰も追いつけないほどリードしたが、BEVの発売は大きく後れた。それが響いているようだ。かつて「BEVはガソリン車やハイブリッド車に比べてメカが断然シンプルだから、誰でもすぐ作れる」的な言説があったが、バッテリーマネジメントは、経験値がものを言う世界だったのだ。

Photo by gettyimages
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© 現代ビジネス
「全固体電池で大逆転」というシナリオも、完全に怪しくなっている。トヨタは、全固体電池の開発が耐久性の点で難航していることを公表しており、搭載するのはまずハイブリッドカーからにする方針だ。

思えばイーロン・マスク(テスラCEO)は、5年前、トヨタの全固体電池開発について、「アンドロメダ星雲への瞬間移動のように、口では何とでも言える。リチウムイオン電池の改良のほうが現実的だ」と語っていた。

その時は負け惜しみに聞こえたが、この5年間でリチウムイオン電池の改良は驚くほど進み、テスラスーパーチャージャーの最新モデル「V4」(テスラのバッテリー大型トラック”セミ”専用充電器。日本には未設置)は、なんと750kWを誇る。日本のSA等にある急速充電器の15倍の能力だが、それを受け入れるテスラ製リチウムイオンバッテリー恐るべし。

販売台数は350万台減?
乗用車でも、ヒョンデアイオニック5は、韓国国内に展開中の自社充電ネットワークで、最大350kWの超急速充電が可能だという。日本にはそんな高性能充電器が存在しないので検証できないが、昨年韓国で行われたデモンストレーションでは、残り12%から80%まで回復させるのに、わずか16分しかかからなかった。トヨタの全固体電池は、「15分で80%の充電ができる」という触れ込みだったが、このままでは出番がない。

昨年のトヨタのBEV販売台数は、全世界で2万台にとどまった。対するテスラは130万台。130対2である。この差を本当に逆転できるだろうか。

トヨタは、2025年に北米にBEV工場を建設し、2030年には、全世界でBEVを350万台販売する目標を掲げている。

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しかし、現在の性能のままでは、日本ではともかく、海外では買ってもらえない。もちろん今後差を縮めることは間違いないと思われるが、追い越せる保証はどこにもない。追い越せなければ、買ってくれる人はそれほど増えない。

極論すれば、2030年、トヨタのグローバル販売台数は、350万台減るかもしれないということだ。
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